ドローン国家ライセンス「一等/二等無人航空機操縦士」を取得するには?
「一等/二等無人航空機操縦士」の取得方法は、以下の通り2パターンある。
パターン①
【実地講習のあるスクールには行かない】
Step1 「学科試験」に申込みし、学科試験を受ける。
Step2 「実地試験」に申込みし、実地試験を受ける。
パターン②
【実地講習のあるスクール(登録講習機関に限る)に通う】
Step1 「学科試験」に申込みし、学科試験を受ける。
Step2 登録講習機関の実地講習を受けることで「実地試験」
を免除してもらう。
「登録講習機関」は、航空法に基づく登録を受けた機関である。
当該機関の運営や学科試験及び実地試験に関する講習内容の一定水準確保に係る講師や施設・設備等の要件が設けられ、これに適合する機関が「登録講習機関」として登録される。登録講習機関で実地講習を含む講習を受け、課程を修了した者については、国家試験(実地試験)の全部を免除することができることとしている。
ライセンスの限定(目視内飛行、日中飛行)を外す(限定変更)には、目視外飛行、夜間飛行にも対応した実地講習を含む講習を追加して受ける必要がある場合が多い。(限定変更に対応していない登録講習機関もあり、事前に確認が必要である。)
※「航空局ホームページ掲載講習団体」は、「登録講習機関」とは異なるので注意が必要だ。「航空局ホームページ掲載講習団体」は「ドローン国家ライセンス」とは直接には関係がなく、航空局ホームページへの掲載は近い将来廃止されることが決まっている。
以上の2パターンの違いは「実地試験」が免除されるか否かだ。それぞれの技能証明(一等/二等無人航空機操縦士)取得までの流れについて具体的に見ていこう。
パターン①【実地講習のあるスクールには行かない】場合
「①技能証明申請者番号取得(国土交通省)」
→「②学科試験受験(指定試験機関)」
→「③実地試験受験(指定試験機関)」
→「④身体検査受検(指定試験機関)」
→「⑤試験合格証明書取得(指定試験機関)」
→「⑥技能証明発行申請(国土交通省)」
→「⑦技能証明取得(国土交通省)」
②から⑤まで最短で1か月程度。
パターン②
【実地講習のあるスクール(登録講習機関に限る)に通う】場合
①技能証明申請者番号取得(国土交通省)」
→「②講習受講(登録講習機関)」
→「③学科試験受験(指定試験機関)」
→「④身体検査受検(指定試験機関)」
→「⑤試験合格証明書取得(指定試験機関)」
→「⑥技能証明発行申請(国土交通省)」
→「⑦技能証明取得(国土交通省)」
③から⑤まで最短で15日程度かかります。
※指定試験機関は、以下の1団体のみである。
一般財団法人 日本海事協会
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